こんにちは。
50代からの美肌をつくるトキブルームの小山和子です。
加齢とともに気になりだすお肌のエイジングサイン。
今回はエイジングケア睡眠編・身体編についてお伝えいたします。
エイジングケア 睡眠編
良質の眠りは美肌を作る
起きている間は筋肉や脳に使われている血液が、眠っている休息状態では、皮膚に多く流れるようになります。
私たちの体は、自律神経の働きで、眠ってから30分程度で、体温は急激に下がり始めます。
それを戻そうとして末梢神経が広がって、皮膚の血流がよくなり、老廃物を排出させると同時に栄養が補給され、肌が再生しやすい条件が整います。
熟睡すると美肌ホルモンがアップ!!
眠っている間は、たんぱく質を合成し、ダメージを修復する「成長ホルモン」の分泌がさかんになります。
このホルモンは、熟睡するほど分泌量が増え、睡眠から3時間後に1日のピークを迎えるということです。
つまり、睡眠中の肌は、栄養補給と修復・再生作用がもっとも活発になる状態なのです。
遅くても12時までにはベットへ
ホルモンの分泌には「熟睡」のほかに、私たちの体が日照時間によって変化を繰り返す「体内時間」のシステムも深くかかわっています。
体内時間では、皮膚の細胞分裂のピークは夜の12時。
ちょうどこの時間に成長ホルモンの分泌が盛んになるように、遅くても12時までにはベットに入るようにするのが、眠りの美肌効果を最大にするコツです。
より美しくなるための眠りのテクニック
体温を上げておく
眠りと体温には密接な関係があります。
その理由のひとつに、人間の体は眠っている間に体温を下げて、脳の過熱を防ぐ働きがあるからです。
大人は通常、午後5時~6時くらいに体温がもっとも高くなり、その後、急激に体温が下がって眠くなります。
逆に午前4時頃には、体温が上昇して目覚めやすくなります。
この体温の変動が大きいほど、眠りやすく、目覚めやすくなるのです。
寝付きが悪い人は、眠る2~3時間前に軽い運動をして体温を上げておくと、その調整のために体温が急激に下がって眠りやすくなります。
目覚まし時計は90分の倍数に
私たちの体は、眠りにつくとすぐにレム睡眠と呼ばれる浅い眠りに入ります。
レム睡眠は約20分間続き、やや深い眠り、さらに深い眠り、熟睡(ノンレム睡眠)に入ります。
眠っている間は、このコースを約90分かけて進みます。
そのため、すっきり目覚めるには、浅いレム睡眠の状態で目覚めるようにすればよいのです。
目覚まし時計は、睡眠の1単位である90分の倍数、例えば6時間後、7時間半後というようにセットします。
うつ伏せ寝に要注意
眠っている間は、無意識に顔横に向けたり、うつ伏せになる癖がある人は要注意です。
私たちの頭の重さは平均約5キロ。
うつ伏せで寝ると、頭の重みに体の重みが加わり、10センチ四方のあごに約9キロもの重みがかかるそうです。
歯列矯正で1本の歯に加わる圧力は約20~70グラム。
そのため、長い間うつ伏せ寝を続けると、歯に大変な圧力が加わることになり、歯並びがずれてしまうことも。
また、同じ側をずっと下にして寝る癖がある人も、体のゆがみが生じやすくなるため、眠る時はのびのびした姿勢で仰向けで眠る癖をつけることが大切です。
いい昼寝、わるい昼寝
眠りのリズムには、夜になると眠くなる1日の周期のほか、午後2時頃に強い眠気がくる半日周期もあります。
昼食後から午後3時までの時間帯に30分程度の規則正しい昼寝をすれば、夜の眠りに響くことなく、午後をすっきりと過ごすことができます。
それ以上眠ると、レム睡眠よりも深い眠りで起こされるので、疲労感が残ることがあります。
また、夕食後の居眠りも、その後に目が覚めてしまい、眠りのリズムを乱してしまうので注意が必要です。
エイジングケアの天敵・・・「冷え」
「冷え」が進むと肌は輝きを失う
女性は熱を発生させる筋肉運動に必要な「筋肉」が少なく、一度冷えたら温まりにくい「筋肉」が多く、月経により定期的に血液が失われる。
そうしたことから男性よりもとても冷えやすい体であると言えます。
冷えが進むと肌は輝きを失い、新陳代謝が悪くなります。
また、肩こり、生理痛、むくみ、腰痛などを引き起こす恐れもあります。
私たちの体の中にある臓器は、すべて熱で動いているため、体が冷えると臓器の温度が下がり、機能低下を招いてしまうのです。
無理な食事制限をするダイエットはやめましょう
無理な食事制限をするダイエットは、体を温めてくれる糖質やたんぱく質が必然的に不足してしまうので、体を冷やす大きな原因となります。
さらに、体内を巡って体を温める血液に欠かせない栄養素の鉄分も不足しがちになります。
このようなダイエットは、たとえ体重が減ったとしても、リバウンドしやすく、女性らしく美しく痩せることはできません。
ウォーキングなど日々の運動を心がける
ウォーキングなどの適度な運動を続けることが大切。
体を温める血液は、ポンプの役割をする心臓から動脈を通って体の隅々まで行き渡ります。
その後、静脈を通って心臓に戻りますが、この静脈は筋肉の力で動いています。
つまり、筋肉の少ない人は、心臓に押し戻す力が弱いので、血行が悪くなるのです。
この働きをよくするには、日頃から適度な運動をして筋肉をつけることが大切です。