こんにちは。
50代からの美肌をつくるトキブルームの小山和子です。
コロナウイルス対策により、生活に欠かせなくなったマスク。
少しの外出でも手放せないですね。
「普段よりニキビができやすい」
「湿疹のようにブツブツが口の周りや顎に…」など、肌トラブルに悩んでいる方が多くなっています。
そんな『マスクによる肌荒れ』の予防テクやトラブルの解決方法をお伝えします。
マスクの肌荒れは「擦れ」と「蒸れ」が原因

肌のバリア状態が悪化してニキビや湿疹が発生
表情や口の動きで肌とマスクが擦れると、刺激で角質層のバリア状態が悪化します。
また、マスク内の蒸れも刺激になり、肌トラブルを引き起こす原因に。
あご周りのニキビや肌の赤み、小さいブツブツなどの湿疹が増えたなら、その原因はマスクにあります。
ニキビ 「擦れ」で角質が厚くなり、アクネ菌が繁殖しやすくなる!
マスクの擦れにより角質が厚くなると、毛穴の入り口が詰まって皮脂が溜まって白ニキビ発生。
アクネ菌は好脂性・嫌気性菌なので、正しくケアしないと白ニキビの炎症が進み、赤ニキビや黄ニキビ、クレーター状のニキビ菌になります。
ブツブツなどの湿疹 「擦れ」で炎症が起こ書き室り「蒸れ」で悪化
ニキビと同様に、マスクの蒸れにより角質がダメージを受けることで、角質のバリアが低下します。
すると、普段は刺激にならない物質が表皮に入り込んで炎症が生じ、赤みや痒み、小さなブツブツが発生する湿疹ができます。
さらにマスクによる蒸れで湿疹が悪化。
正しいケアをしないと治りにくく、酸化します!
『マスクの肌荒れ』解消にはバリア状態の改善がカギ!!
▼状態を良くするためのポイントは▼
☑与えすぎない、シンプルで丁寧な保湿
☑マスクによる『擦れ』を極力少なく
☑食事や睡眠の見直しなどで健やかに
肌のゆらぎには、外側からも内側からもダブルでケアするのが近道です。
まずは、丁寧な保湿で肌本来のバリア機能を高めましょう。
刺激の原因となるマスクの「擦れ」や「蒸れ」も、工夫次第で抑えることができます。
日々の生活を見直してトラブル改善を目指しましょう!
マスクの肌荒れが気になるときのスキンケアをチェック
洗顔はやさしく!!泡で洗う感覚を大切に
トラブルを抱えた肌は敏感になっています。
特にニキビができている時は、いつも以上にやさしいスキンケアを心がけましょう。
洗顔は、手で泡を動かして汚れを浮かすイメージで。
洗顔ブラシなど、摩擦を起こすのもはやめましょう、
ニキビ肌にはたっぷり保湿!ハンドプレスでうるおいチャージ
ニキビは脂っぽいから保湿は控えめに…は間違いです。
皮膚科を受診するのが一番ですが、難しい場合には敏感肌用やニキビ用の優しい成分のものでたっぷり保湿を。
抗炎症作用をもつ成分配合のタイプもオススメです。
ただし、殺菌目的のニキビ用化粧品のものはNG。
強力に殺菌すると、肌の菌のバランスが乱れ、肌荒れするので避けましょう。
化粧水をつける時はハンドプレスで。
コットンで擦るのも刺激のひとつになるので注意!
湿疹には保湿クリームのみの引き算スキンケア
肌トラブルがあると、美容液などあれこれ使いたくなりますよね。
それは肌にとっての刺激になることがあります。
湿疹がある場合は、洗顔の後に保湿クリームのみのシンプルケアで充分。
こんな保湿成分が入っているクリームを選んで!
☑セラミド
☑ヒアルロン酸
☑アミノ酸
☑グリセリン
☑ヘパリン類似物質
保湿クリームは、上記の保湿成分配合のものを目安に。
ぜひ、お手持ちのアイテムのパッケージをチェックしてみて!
表示されている名称は、分子構造の細かな違いで様々な表現になってわかりにくい場合があります。
複数ある時は。より低刺激でやさしいものを選びましょう。
敏感肌用や炎症作用があるものもGOOD!
新しい化粧品は、刺激になる可能性があるので、肌荒れしているときは避けた方が無難。
ただし、肌にやさしい敏感肌用に頼るのはアリです。
また、炎症が特に気になる場合は、消炎作用のある成分を含むものがいいですね。
毛穴のつまりが大敵!
ニキビの原因は、毛穴の入り口が狭くなって皮脂や汚れが溜まること。
角質をやさしく溶かしてくれるピーリングや酵素洗顔を取り入れるのも効果的。
ただし、やりすぎや自己処理は危険です。
いつもの肌状態よりも乾燥しやすくなるので、丁寧な保湿も必要なのでサロンでの施術をおススメします。
クレンジングは素早く!で負担を最小限に
クレンジングは擦りすぎ、洗いすぎはお肌を摩擦するので注意!!
また、洗い残しもトラブルの原因になるので、たっぷりのぬるま湯で充分にすすいでくださいね。
ふき取りタイプやメイク落としに時間がかかるものは避けて
ふき取りタイプや落とすまでに時間がかかるクレンジング剤は、摩擦が生まれ肌に刺激を与えるので避けてください。
クレンジングのコツはやさしく、素早く、肌への負担を最小限に抑えましょう。
日焼け止め+粉おしろいでクレンジング不要にするのもアリです!
肌への負担をとことん減らすなら、ファンデーションなどクレンジングが必要なアイテムは避けて、クレンジングをなくしてみましょう。
石けんで落とせる日焼け止め、粉おしろいのみでベースメイクを完成させてみて!
「擦れ」と「蒸れ」を抑えるマスクの使い方
☑マスクと肌の間に柔らかい不織布を挟んで摩擦を軽減。
「不織布をマスクサイズにカットし、肌との間に挟むだけで簡単。
柔らかな肌当たりの不織布のおかげで、摩擦が軽減されます。
汚れなどが気になる時にすぐに交換できます。
1日に2回交換すれば充分です!
1時間に1回はマスクを外して蒸れスッキリ
定期的にマスクを外して蒸れを逃すと、炎症の悪化が抑えられます。
外す時は周囲に人がいないかを確認を。
また、表面にウイルスが付着していることもあるので、ヒモを持って外しましょう。
肌トラブルが起こりにくい体質を目指す!
バランスのとれた食事で健やかな肌作り
偏った食事は、肌トラブルを起きやすくなるだけでなく、肌荒れしたときに治りにくくなります。
おうち時間が増えて、食事の時間をしっかりとれる今、まずは3食、ビタミン・ミネラル・食物繊維・たんぱく質・糖質・脂質をバランスよく食べることを心がけましょう。
バリア成分をつくる「脂質」は意識的に取り入れる!
バリア成分をつくる「細胞間脂質(セラミド)」の原料となるのは良質な脂質です。
太るから…と、脂質を避け過ぎるのはNG。
脂質を含む肉や乳製品などをバランスよく取り入れて、肌のバリア機能を高めましょう。
睡眠時間と質を両立で肌が復活
ゆらいだ肌を回復させるには、睡眠も欠かせません。
基本的には、睡眠時間7時間以上。24時前までに就寝を心がけましょう。
おうち時間が長いからといって夜更かしやダラダラ寝はNG。
早めの時間からぐっすり寝ることで肌パワーが向上。
便秘解消は美肌への近道!腸内環境を整える
便秘になると、血中に腐敗産物が巡り、角質の水分が低下。
水分量低下→バリア障害屋→肌荒れの発生や悪化を招きます。
それを防ぐためにも、わかめやこんにゃくなどの腸内環境を整える水溶性食物繊維や、角質の水分量を高めるヨーグルトなどの発酵食品を食べましょう。
ケア効果を高めるためにストレスコントロールを
ストレスは栄養の吸収、睡眠の質、代謝を悪化させます。
美肌を目指し、キープするためにもストレスを溜め込まない工夫を。
新型コロナの影響でストレスが溜まる毎日ですが、そのままでは悪循環を引き起こします。
家の中でできるストレス発散を見つけてみて!
症状がひどい時は皮膚科の受診を
自己ケアで治らないひどい状態に悩んでいる場合は、皮膚科で相談を。
ニキビには皮膚科処方の抗生剤、湿疹には塗り薬による治療が必要な場合もあります。
まとめ
シンプルでやさしくがポイント!内側&外側のケアで「マスクの肌荒れ」にさよならを。
肌荒れが気になるからといって、あれこれするのは逆効果!
ていねいかつ低刺激なスキンケアで肌をいたわりつつ、規則正しい生活で心と体を健康に。
マスクが手放せない時期が続くからこそ、一度自分のケアを見直して美肌を目指しましょう!